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害獣コラム

2023.08.03

害獣コラム

害獣駆除するには?アライグマの特徴や侵入予防・駆除方法を解説

「アライグマに作物を荒らされて困っている」「アライグマを家屋付近でみかけたけれど、対処方法が分からない」「アライグマが家の中に住み着いてい困っている」などお困りの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

 

アライグマはさまざまな地域で人間に被害を及ぼし、害獣駆除の対象となっています。しかし、鳥獣保護法や外来生物法によって駆除をするには制限があるのも事実です。

 

今回は、アライグマの特徴について解説するとともに、侵入予防や駆除方法、駆除に関する注意点について紹介します。アライグマの被害に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

害獣と思った動物は本当に駆除の対象?アライグマの特徴や似ている動物との違い

アライグマはペットとして飼われていた個体を逃がしたことや飼育施設からの脱走によって自然繁殖した特定外来生物です。繁殖力が高く、雑食性のため、さまざまな地域で増えて作物や家屋などに被害を及ぼしています。

 

しかし、アライグマには似ている動物がいるため、見かけた個体は異なる種類の動物かもしれません。

 

そこで、アライグマの特徴とともに、他の動物との違いを解説します。動物種によって対策法も異なるため、以下を参考に対策していきましょう。

間違えやすい!他の動物との違い

アライグマはタヌキやハクビシン、アナグマと間違われることが多いです。それぞれ異なる動物であり、そのなかでもタヌキは準絶滅危惧種のため駆除には注意が必要です。

 

ここでは、それぞれの動物種による特徴の違いを比較します。アライグマのような動物を発見したら種類を確認しましょう。

 

顔の模様 足跡
アライグマ 20~40㎝程度、しま模様 眉間に黒い筋、目の周りが黒い 耳はとがっており、白っぽい かかとまで地面につけ、5本指の跡
タヌキ 20cm以下、模様はない 目の周りが黒い 耳は丸く、黒っぽい 花のような模様、4本指の跡
ハクビシン 40~60cm、模様はない 額から鼻にかけて白い筋、目の下と耳の前に白い斑紋 顔に対して耳が大きめ 丸みを帯びており、5本指の跡
アナグマ 10~15cm程度、模様はない 目の周りは縦に長く黒い筋 耳が比較的小さい 爪が長く、5本指の跡

 

アライグマで特徴的なのは尻尾と足跡です。他の動物は尾に模様はなく、足跡は手のひら部分と指で途切れています。しかし、アライグマは尾に特有の黒い輪模様があり、足跡はかかとから指先までつながっています。このように両方の特徴に当てはまるならば、アライグマの可能性が高いでしょう。

アライグマが害獣駆除の対象となる理由

アライグマは害獣とされ、人への被害も多いです。以下でアライグマの主な被害をまとめました。アライグマを見かけた方は下記の被害に気を付けましょう。

作物への被害

雑食性のため、野菜や果物、穀物も食べます。そのため、畑の作物を荒らします。主にスイートコーンの被害が多いです。また、家畜の飼料や牧草ロールへの被害もあります。

 

落下した果物などもアライグマを寄せ付ける原因になるため注意しましょう。

他の動物への危害

アライグマは雑食性のため、小動物も食べます。そのため、ニワトリなどの家畜やペット、日本の在来種も標的になります。

 

もし、アライグマが入り込める場所で家畜やペットを飼育している場合は、対策をしたほうがよいでしょう。

感染症や寄生虫の媒介

人に害のある病原体や寄生虫などを持っている可能性があります。

 

アライグマの運ぶ病気には下記のようなものがあります。

 

  • 狂犬病
  • アライグマ回虫
  • 犬ジステンパー
  • アライグマ糞線虫

 

人間だけでなく、飼っているペットが感染すると深刻な症状となる病気を持っているかもしれません。さまざまなウイルスや細菌、寄生虫などを媒介するため、見かけても触らないようにしましょう。

悪臭や騒音

民家の屋根裏や床下などに住み着く可能性があります。夜行性のアライグマが夜中に物音を立てることで、騒音によって眠れないこともあるでしょう。また、屋根裏や床下などで糞尿をするため悪臭の被害もあります。

アライグマの駆除には注意!害獣駆除とはいえ勝手に捕獲するのは禁止

アライグマは外来生物法と鳥獣保護法によって、捕獲や殺生を制限されています。もちろん、飼育するのも禁止です。

 

もし、捕獲したい場合は自治体に申請を出し、許可を得る必要があります。また、捕獲する場合は許可だけでなく狩猟期間を守ったうえで、狩猟免許が必要な場合や講習会を受講しなければならない地域などもあり、一般的な家庭では難しいかもしれません。

 

そこで、アライグマを駆除したい場合は害獣駆除業者へ依頼するのがオススメです。

 

ハウスサポートではアライグマの侵入予防や駆除もできます。もしお困りの場合は無料で見積もりできますので、お問い合わせください。

害獣駆除の前にアライグマの侵入を予防しよう

アライグマを見かけたり、実際に困っている場合は、まず侵入しないように対策しましょう。

 

以下で4つの方法を紹介します。家庭でも行いやすい対策のため、ぜひ参考にしてください。

食べ物を隠す

果物や野菜、肉など雑食のアライグマはさまざまなものを食べます。アライグマは高い場所にも登れるうえに手が器用です。そのため、食品を高い場所や容器に入れるだけでは対策になりません。できるだけ鍵のかかった戸棚などに収納しましょう。また、生ごみもアライグマの手が届く場所に置かず、鍵のつく倉庫などに入れるのがよいでしょう。

忌避剤を使用する

動物が嫌がる忌避剤を使用するのもいいかもしれません。ニオイに敏感なアライグマは香りの強いものを嫌がる傾向があるため、木酢液なども有効です。両者ともホームセンターなどで売っているため、アライグマに効果があるものを使用しましょう。

電気柵やネットの使用

アライグマはどんな隙間でも入り込もうとし、隙間を広げるために穴も掘ります。そのため、隙間や入り込んでほしくない場所は塞ぐのがよいでしょう。

 

登るのが得意なアライグマは、通常の柵では侵入する恐れがあります。田畑などは有刺鉄線や電気柵で隙間が無いように囲むのが効果的です。家屋などに穴が開いている場合はアライグマが侵入できない金属などを使用しましょう。

ツルツルとした素材で壁や柱を覆う

アライグマは柱や木など、高い所へ登るのが得意です。登れそうな場所は対策するとよいでしょう。

 

例えば、家屋に乗り移れる位置にある植栽は剪定することや、柱や登れそうな壁を塩ビ管やトタンなどの素材で覆うなどの手段があります。

どうしても害獣駆除したい!アライグマを捕獲するには

住んでいる地域によりますが、狩猟免許が無くても自治体の許可さえあれば駆除できるかもしれません。地域によってはアライグマ用の罠も貸与しています。アライグマをご家庭で駆除したい方は、住んでいる自治体に問い合わせましょう。

 

しかし、鳥獣保護法や外来生物法で制限されているアライグマを個人で捕獲するのは難しいです。もし予防法を試してもアライグマを退治できなければ、害獣駆除業者に依頼するのがよいでしょう

 

ハウスサポートではアライグマの駆除が可能です。

 

駆除や侵入防止だけでなく、アライグマに荒らされた場所の消毒や清掃なども実施します。駆除後も再侵入の保証を5年間行っています。

 

お見積もりは無料ですのでアライグマにお困りの方は、お問い合わせください。

ご家庭で対処しにくいアライグマは害獣駆除業者に依頼しましょう

アライグマはさまざまな地域で繁殖し、作物を荒らしたり騒音や悪臭などの被害があります。もし見かけた際は対策するのがよいでしょう。

 

家庭で害獣駆除を行うのは鳥獣保護法や外来生物法によって制限されているため難しいです。しかし、電気柵や有刺鉄線、忌避剤などで対策はできます。まずはアライグマの侵入予防を試しましょう

 

侵入予防では完全にアライグマの対策ができないかもしれません。その場合は、害獣駆除業者に依頼するのがオススメです。

 

ハウスサポートではアライグマの駆除や侵入予防、消毒や清掃も可能です。もしアライグマの被害に悩んでいる方は、1度ご相談ください。

執筆者プロフィール

島津春香

2018年酪農学園大学獣医学群卒。
卒業後は獣医師として約5年従事し、2023年3月にフリーライターへ転向。
当サイトでは害獣に関するお役立ち情報の執筆を担当。

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