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害獣コラム

2024.05.01

害獣コラム

イタチの足跡ってどんな形?特徴や似ている動物との見分け方も紹介

イタチのイメージ

住宅の周辺にイタチのような足跡があり、もしかしたら家に棲みついているかもしれないと不安を感じている方はいませんか。

 

本記事ではイタチの足跡を見分ける方法や特徴、イタチが棲みついている場合に起こる異変などを紹介します。なお、今回は日本に多く生息しているシベリア(チョウセン)イタチとニホンイタチに絞って解説しています。

 

自宅の周囲で動物の足跡を発見した方は、ぜひ参考にしてください。

 

<目次>

イタチの足跡にある3つの特徴

足跡の大きさは比較的小さい

足跡では肉球と指が離れている

指は5本あり爪の跡も残る

イタチの足跡がある時に注目したい住宅の異変3つ

ドタドタと足の裏を付けて走るような音がする

甲高いキーキー声が聞こえる

細長いフンやノミ・ダニを見かける

イタチと見分けたい害獣の足跡を紹介

イタチの足跡を見かけたらどうすればよい?

イタチの足跡を見分け適切な対策をしよう

監修者プロフィール

 

イタチの足跡にある3つの特徴

イタチ

見かけた動物の足跡がイタチかどうか確認する際は、以下3つの要素をチェックしましょう。

 

足跡の大きさ 比較的小さく2~3cm
足跡の形 肉球と指が離れている
指の数や爪 指は5本あり爪の跡もある

 

各特徴をこれから詳しく解説します。

足跡の大きさは比較的小さい

日本に生息するイタチは、主にシベリア(チョウセン)イタチとニホンイタチです。両者には体格の違いがあり、性別によっても大きさが異なります。

 

二ホンイタチ メス:23~34cm・115~175g

オス:39~53cm・290~650g

シベリア(チョウセン)イタチ メス:38~47cm・360~430g

オス:44~60cm・650~820g

 

2種とも、足跡の大きさは約2〜3cmで、前後の足跡に大きな差がないのも特徴です。

 

シベリアイタチの方が体格が大きいため、その足跡もやや大きくなります。

足跡では肉球と指が離れている

イタチの足跡は、まるで花びらのような形をしています。これは、肉球と指が離れた場所にあり、分厚い肉球だけが足跡に残るためです。指の間には水かきがありますが、この部分は足跡に残りません。

 

大きい個体の方が体重が重いため、足跡がくっきりと残ります。もしキレイな足跡を見かけたらチョウセンイタチかオスのニホンイタチを疑いましょう。

指は5本あり爪の跡も残る

イタチは前足、後足ともに5本指です。そして、足跡には小さな爪痕が指先に残ります。5つの肉球がある指先と小さく点々とした爪の跡がセットになっているなら、その足跡はイタチの可能性が高いといえるでしょう。

 

ただし、体重が軽いので、常に5本すべての指の跡が残るわけではありません。特に体格が小さいニホンイタチや体重が軽いメスのイタチは、すべての指の跡が残らない可能性が高いです。

イタチの足跡がある時に注目したい住宅の異変3つ

家を虫眼鏡でのぞいている

足跡を見かけた時に以下3つの異変が起きているなら、周辺にイタチが棲みついている可能性が極めて高いです。

 

  • ドタドタと足の裏を付けて走るような音がする
  • 甲高いキーキー声が聞こえる
  • 細長いフンやノミ・ダニを見かける

 

各異変の詳細を、これから詳しく解説します。

ドタドタと足の裏を付けて走るような音がする

イタチは人間と同じで、足の裏をつけて歩く生き物です。犬や猫のようにつま先で歩くわけではないため、足の裏をつけてドタドタと走ります。

 

イタチは高いところに登ったり飛び跳ねたりすることも多い生物です。着地もすべて足の裏をつけて行うため、小柄な体格に合わない激しい音がします。

屋根裏を動き回る生物の音が比較的大きい場合は、イタチがいるのを疑いましょう。

甲高いキーキー声が聞こえる

イタチは甲高い鳴き声で、キーキーと鳴きわめく生き物です。ただし、1匹でいる時に鳴くことはほとんどありません。

 

屋根裏に複数匹いる場合には、じゃれあうことや喧嘩をすることで大きな声を発します。また、求愛行動や子供が親を呼ぶ際にも鳴き声を発するため、イタチの声が聞こえた場合には一刻も早い対策が必要です。数が増えないうちに、素早くイタチの駆除を行いましょう。

細長いフンやノミ・ダニを見かける

イタチのフンは細長く、6mm程度の長さです。また、ニオイが強く、アンモニア臭がするのも特徴です。

 

万が一、片付けてもフンを頻繁に見かける場合は、そこにイタチが棲みついている可能性は高いといえるでしょう。

 

野生のイタチはノミやダニが付着している可能性があります。イタチが棲みついている場合、ノミやダニを家屋内で発見することもあるでしょう。

 

もしイタチの足跡を見つけたら、人間に害が及ぶ前に対策をすることが重要です。

 

▼イタチのフンについては、こちらで詳しく解説しています。イタチのフンか判断に迷う場合は、参考にしてください。

イタチのフンの特徴は?危険性・処理方法・被害の抑え方を解説

イタチと見分けたい害獣の足跡を紹介

アライグマのイメージ

イタチの足跡と間違えやすい動物には、ハクビシンとアライグマがいます。

 

それぞれの特徴は以下の通りです。

 

イタチ 足跡が2~3cmしかない

かかとの部分はなく指は5本

爪の跡がつく

ハクビシン 足跡は約5~10cm

前足は四角く後ろ足は細長い

足跡にはかかと部分の跡が残ることが多い

アライグマ 足跡は約5~7cm

前足より後ろ足が大きい

5本の指が長い

 

もし、自宅の周囲で動物の足跡を見かけた際は、動物種を特定するために参考にしてください。

 

▼アライグマやハクビシンについてはこちらで詳しく解説しています。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。

害獣駆除するには?アライグマの特徴や侵入予防・駆除方法を解説

害獣駆除するには?ハクビシンの特徴や侵入予防・駆除方法を解説

イタチの足跡を見かけたらどうすればよい?

イタチがのぞいているイメージ

イタチは鳥獣保護管理法で保護されている動物のため、狩猟免許を持たない一般の方が自分で捕獲駆除することはできません。足跡を見かけたら、害獣駆除業者に相談するのをおすすめします。

 

ハウスサポートでは、足跡がある場所や痕跡からイタチがいる場所を突き止め、適切な駆除をいたします。清掃や消毒、被害にあった部分の修繕まで対応可能です。また、アフターサポートも充実しているため、イタチにお悩みの方はハウスサポートへお問い合わせください。

 

無料見積もり・相談

イタチの足跡を見分け適切な対策をしよう

イタチのイメージ

イタチの足跡は2~3cmほどと小さく、5本指で爪の跡が残ります。ほかの動物と見分けやすい形のため、足跡を発見した際には住宅周辺に痕跡がないかを確認してください。

 

屋根裏や家の周辺などに6mm程度の細長いフンを発見した場合や、屋根裏からドタドタ音やキーキー声が聞こえていたら、イタチが棲みついているかもしれません。住宅やゴミ捨て場などに被害が及ぶ前に、専門業者へ駆除を依頼しましょう。

監修者プロフィール

島津春香

2018年酪農学園大学獣医学群卒。
卒業後は獣医師として約5年従事し、2023年3月にフリーライターへ転向。
当サイトでは害獣に関するお役立ち情報の執筆を担当。

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