2023.11.29
害獣コラム
屋根裏に害獣がいる!棲みつきやすい動物の種類・見分け方・対策方法について解説!
「屋根裏から動物の鳴き声や物音がして眠れない」「動物が屋根裏に棲みついて困っている」「屋根裏にいる害獣はどうやって駆除すればいいの?」などお悩みや疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
本記事では下記についてご紹介します。
- 屋根裏に棲みつく害獣の種類
- 害獣の見分け方
- 屋根裏の害獣が引き起こす被害
- 害獣の対策方法
ご自宅でも試しやすい対策方法を掲載しているので、屋根裏の害獣にお悩みの場合は、ぜひ最後までお読みください。
屋根裏に棲みつく害獣の種類と見分け方
屋根裏に棲みつく代表的な動物は、下記の4種類です。
- ネズミ
- ハクビシン
- アライグマ
- イタチ
それぞれの特徴について解説します。
ネズミ
家屋内で見かけるのは、主にクマネズミといわれています。体長より尾がやや長いのが特徴です。
夜行性のため、夜に活動することが多いです。夜間に「キィキィ」など、高い鳴き声と小さめの足音が聞こえた場合はネズミの可能性があるでしょう。
▼ネズミの被害にお困りの方は、こちらも参考にしてください。
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ハクビシン
ハクビシンは鼻筋に白い筋があるのが特徴の動物です。顔を確認できれば、他の動物と区別が可能です。
また、ハクビシンは体重が3~4kgほどあるため、ネズミやイタチよりも足音が大きい傾向があります。さらに、夜行性のため、夜間に「キューキュー」「ミャー」という猫のような鳴き声が聞こえる場合は、ハクビシンの可能性が高いでしょう。
▼ハクビシンの駆除方法について詳しく知りたい方は、あわせてお読みください。
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アライグマ
アライグマの特徴は、特徴的な尾のしま模様です。タヌキなど、他の動物と見分けがつかない場合は、尾の模様で見分けるとよいでしょう。
また、タヌキは「キューン」と子犬のような鳴き声を出します。一方アライグマは「クルルル、クルルル」と鳴きます。
アライグマを判別する際は、尾の模様と鳴き声を確認するとよいでしょう。
▼アライグマの駆除方法について詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてください。
害獣駆除するには?アライグマの特徴や侵入予防・駆除方法を解説
イタチ
日本の家屋内でみかけるイタチは、チョウセンイタチかニホンイタチが多いです。
2種類を区別する方法は、身体の大きさと尾の割合、目の周辺にある模様です。身体が大きく、身体より尾が長く、目の周辺に濃褐色の斑紋がある場合はチョウセンイタチの可能性が高いでしょう。
▼イタチについて詳しく知りたい方は、こちらもお読みください。
家屋に被害をもたらすイタチとは?日本にいるイタチを種類ごとに解説!
▼イタチの駆除方法を知りたい方は、こちらも参考にしてください。
害獣が屋根裏に棲みつく3つの害とは?
害獣が屋根裏に棲みついている場合、下記の3つが人間に対する害として考えられます。
- 糞尿による悪臭被害
- 害獣の鳴き声や足音による騒音被害
- 感染症による健康被害
それぞれ解説します。
糞尿による悪臭被害
屋根裏に害獣が棲みつくと、糞尿などにより悪臭が発生する可能性があります。また、悪臭だけでなく、時間が経過すると天井にシミができてしまうこともあるでしょう。
害獣の鳴き声や足音による騒音被害
基本的に屋根裏に棲みつく害獣は夜行性です。そのため、夜中に足音や鳴き声をたてます。
特にハクビシンやアライグマは体重が3kg以上あり、小型犬ほどのサイズがあるため、足音が比較的大きいです。足音によって睡眠不足を起こす可能性があるでしょう。
感染症による健康被害
害獣は下記のような病気を持っている可能性があります。
- エキノコックス
- レプトスピラ症
- サルモネラ症
- 日本紅斑熱
- 皮膚糸状菌症
- クリプトスポリジウム
- アライグマ回虫
- 犬ジステンパー
- アライグマ糞線虫
人間にうつるだけでなく、ペットが感染すると深刻な症状となる病気を持っているかもしれません。そのため、害獣が屋根裏に棲みついている場合は、早めに駆除するのがよいでしょう。
▼害獣が持っている感染症については、こちらでも解説していますので参考にしてください。
獣害の意味とは|人へ影響のある感染症や獣を寄せつけない方法を解説
屋根裏にいる害獣の駆除方法とは?手順は?
屋根裏に害獣が棲みついている場合、被害が大きくなる前に駆除するのがよいでしょう。そこで、ご家庭で試しやすい害獣対策と手順をご紹介します。
害獣にお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
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忌避剤や害獣駆除グッズを使用する
まずは、屋根裏から害獣を追い出しましょう。
ご自宅でも使用しやすい害獣駆除グッズは下記の通りです。
- 超音波
- 光が点滅するグッズ
- トゲマット
- 粘着シート
- ネズミ捕り
基本的に野生動物は鳥獣保護管理法で捕獲を制限されているため、捕獲グッズや粘着シートの使用は注意が必要です。
ただし、クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミは鳥獣保護管理法が適用されず、誰でも捕獲できます。
ネズミだけ捕獲したいのであれば粘着シートやネズミ捕りなどの捕獲グッズが有効です。ただし、棲みついている動物種が分からない場合は他の手段を選んだ方がよいでしょう。
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隙間をふさぐ
屋根裏へ侵入できるルートを探し、完全に封鎖しましょう。
木の板や紐など、柔らかい素材は害獣がかじったり爪で穴をあけたりする可能性があります。そのため、金属製の金網や板など、壊れにくい素材を使用するのがおすすめです。
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食べ物になりそうなものを収納する
害獣の手が届く範囲に食べ物を置かないようにしましょう。密閉できる容器にしまい、鍵付きの戸棚に入れるのが安心です。また、生ごみも害獣を引き寄せる原因になります。数日外に置く場合は、鍵付きの倉庫などに保管しましょう。
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掃除を徹底する
害獣の巣になるような物があると、屋根裏に持ち込んで棲みつきやすくなります。ご家庭で屋根裏自体を点検するのは大変なので、まずは家屋内をこまめに掃除するのがよいでしょう。
また、掃除によって見通しがよくなると、害獣が隠れる場所がなくなるため、侵入予防にも有効です。
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害獣駆除業者に依頼する
害獣駆除は野生動物保護法があるため、捕獲の際に注意が必要です。動物種によっては市町村の許可をとらなければいけません。万が一、違反した場合は罰則が科せられる可能性があります。そのため、害獣に困っているからと許可なく勝手に捕獲することはできません。
もし、ご家庭で害獣の侵入予防を行っても効果がないケースや、自分で行うのが不安な方は、捕獲から清掃、処理まで一貫して任せられる害獣駆除業者に依頼しましょう。
ハウスサポートでは、害獣駆除に関して腸さ・無量のお見積もりを24時間365日受け付けています。もし害獣にお困りの方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
屋根裏の害獣にお悩みの方は対策を行いましょう
屋根裏で物音がした場合、棲みついている害獣として考えられる種類の中に、下記の4種類がいます。
- ネズミ
- ハクビシン
- アライグマ
- イタチ
屋根裏に害獣が棲みついていると、人間に害を及ぼす可能性があります。被害が拡大する前に今すぐ対策を行いましょう。
ご家庭で害獣を駆除するには、下記の手順で行うのがよいでしょう。
- 忌避剤や害獣駆除グッズの使用
- 家屋の隙間を埋める
- 食べ物になりそうなものは収納する
- 掃除を徹底する
- 害獣駆除業者に依頼する
もしご家庭では手に負えない場合は、害獣駆除業者に相談するのがおすすめです。
屋根裏の害獣にお困りの方は、今回ご紹介した内容を参考にしてください。
執筆者プロフィール
島津春香
2018年酪農学園大学獣医学群卒。
卒業後は獣医師として約5年従事し、2023年3月にフリーライターへ転向。
当サイトでは害獣に関するお役立ち情報の執筆を担当。