2023.12.25
害獣コラム
ハクビシンの鳴き声に困っている方必見!鳴く理由や対処方法を解説
「キィキィ」や「キャー」という鳴き声が屋根裏や自宅の周囲から聞こえ、騒音に悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
聞きなれない甲高い声はハクビシンの鳴き声かもしれません。
そこで今回は、ハクビシンの生態・鳴き声・対策について紹介します。甲高い鳴き声に悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
ハクビシンの鳴き声とは?
ハクビシンの鳴き声には、さまざまな種類があります。それは、鳴き声を変えることで、縄張りの主張や仲間とのコミュニケーション、子育てなど、さまざまな手段として使いわけているためです。
ハクビシンが発する主な鳴き声の種類は以下の通りです。
- キィキィという普段の鳴き声
- キューキューという甲高い鳴き声
- グーグーという低い鳴き声
- キッキッという鳴き交わす声
それぞれの鳴き声について紹介します。
キィキィという普段の鳴き声
ハクビシンの普段の鳴き声は、仲間とコミュニケーションをとるための音です。この声は、日常的なやり取りや、子どもへの指示など、穏やかな状況で発することが多いです。とはいえ、比較的穏やかな普段の鳴き声でも、ハクビシンは夜行性のため睡眠を妨げる騒音のもとになりかねません。
キューキューという甲高い鳴き声
キューやキャーという甲高い鳴き声は、主に縄張りの警告や仲間を呼ぶために使われます。高い音は遠くまで届きやすく、ほかのハクビシンに対して強い存在感を示す効果があるのです。また、高い声はハクビシンの子どもが発している可能性もあります。
このような鳴き声は人間の聴覚でも大音量に聞こえるため、騒音被害のもとにもなるでしょう。
グーグーという低い鳴き声
この低い鳴き声は、不安やストレスを表現する時に発せられる場合が多いです。特に繁殖期においては、縄張り内の競争や子育てのストレスからこのような声を発することがあります。
キッキッという鳴きかわす声
鳴きかわしている場合は親子間や、ペアでのコミュニケーションをするために使用します。鳴きかわすことでお互いの位置を知らせたり、危険を警告したりします。
猫の声に似ているため、間違われる場合が多い鳴き方です。
ハクビシンとはどのような動物?
ハクビシンは、中央アジアから東アジアにかけて広く分布する小型の哺乳類です。日本では全国に生息しており、特に都市部や郊外でよく目撃されます。見た目はアライグマに似ており、しばしば混同されますが、両者は異なる種です。
ハクビシンの体長は約45~60cm、尾の長さは約15~25cmで、体重はおよそ3~6kgです。毛色は灰色がかった茶色で、顔には特徴的な白い筋のような模様があります。この模様は、ハクビシン(白鼻芯)という名前の由来にもなっているのです。
ハクビシンは夜行性であり、昼間は木の洞や建物の隙間で休息をとります。また、雑食性のため、果実、種子、昆虫、小型の鳥や哺乳類など、さまざまなものを食べます。都市部では、人間が捨てた食べ残しやゴミを食料にしているケースが多いです。
縄張り意識が強く、特に繁殖期である12〜3月は活発になるため、鳴き声に悩まれる方も多いのではないでしょうか。
ハクビシンは環境への適応能力が高く、都市化に伴う生息地の変化にも柔軟に対応しています。しかし、その一方で、人間の生活圏への侵入や農作物を荒らすことにより、被害をもたらしているのです。
ハクビシンと人間の関わり
ハクビシンは家屋の周辺や屋根裏などに棲みつく場合もあり、その結果、鳴き声が生活の質に影響を及ぼすことがあります。
ハクビシンによる具体的な被害事例は下記の通りです。
- 家屋への侵入による建物や家具の損傷
- 農作物への被害
- 衛生問題
- 睡眠の妨害
これらの被害を抑えるためには、ハクビシンの生態を理解し、適切な予防策を行う必要があります。
ハクビシンの鳴き声に対する予防策
ハクビシンは野生動物のため、鳥獣保護法で捕獲や狩猟が制限されています。そのため、ご家庭で駆除を行う際には注意が必要です。
ご家庭で行いやすいハクビシンの鳴き声に対処する具体的な方法は、以下の通りです。
- ゴミの管理
- 建物の隙間を塞ぐ
- 防獣ネットの設置
長期的な予防策としては、 ハクビシンが出現しやすい地域の住民で生態や対処方法について地域で知識を共有することが挙げられます。
▼ハクビシンの侵入予防や駆除方法については、こちらでも紹介しています。鳴き声に悩んでいる方は、あわせてご覧ください。
害獣駆除するには?ハクビシンの特徴や侵入予防・駆除方法を解説
ハクビシンに対処しきれない場合は無理せず害獣駆除業者に相談しましょう
ハクビシンの鳴き声に困っている方のなかには、すでに試せる対処法は行っているケースもあるでしょう。しかし、対処法を試しても侵入を防ぎきれず困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような場合は、無理せず害獣駆除業者に依頼しましょう。
業者であればハクビシンの駆除・侵入予防・清掃・消毒まで一貫して行っている場合も多いです。
▼害獣駆除業者の選び方について解説しているので、よろしければこちらも参考にしてください。
ハウスサポートでは、24時間365日お問い合わせを受け付けています。もし、関西や中部エリアでハクビシンの鳴き声にお困りの方は、お気軽にご連絡ください。
▼お問い合わせはこちらです。
ハクビシンの鳴き声が聞こえたら早めに対策を行いましょう
ハクビシンは顔の白い筋模様が特徴の動物です。適応能力の高さから、日本全国に生息しています。
ハクビシンの鳴き声には、主に下記のような種類があります。
- キィキィという普段の鳴き声
- キューキューという甲高い鳴き声
- グーグーという低い鳴き声
- キッキッという鳴き交わす声
夜行性のため、騒音にお困りの方も多いでしょう。対処するためには、ゴミの管理、建物の隙間を塞ぐ、防獣ネットの設置などが有効です。
しかし、ご家庭では手に負えない可能性もあります。そのような場合は無理せず、害獣駆除業者に相談するのも手段の1つです。
ハウスサポートでは無料でお見積もりが可能です。365日24時間お問い合わせしていただけますので、お気軽にご連絡ください。
▼お問い合わせはこちらです。
執筆者プロフィール
島津春香
2018年酪農学園大学獣医学群卒。
卒業後は獣医師として約5年従事し、2023年3月にフリーライターへ転向。
当サイトでは害獣に関するお役立ち情報の執筆を担当。